腸の働きと腸活について
腸の働き
①食べ物の消化・吸収・排泄:胃で消化された食べ物は小腸・大腸を通過し、そこで栄養が吸収されます。
栄養を吸収された残りカスは便として排泄されていきます。
②免疫を働かせる:免疫細胞のほとんどは腸内に存在しており、その免疫細胞が働くことで、細菌・ウイルスに抵抗するための抗体が作られ、病原菌をやっつけてくれます。
③脳と同じ司令塔:腸の壁には様々な神経が張り巡らされています。そのため、ホルモン分泌や腸のぜんどう運動をコントロールしたり、副交感神経・交感神経を通して脳と情報交換を行ったりしています。
このように腸は身体にとって重要な役割を担ってくれているんです!
お肉などタンパク質や脂っこい物の食べ過ぎ、野菜を食べないなどの食生活の乱れ、ストレス、不規則な生活、運動不足などは、腸内に悪玉菌が増殖する原因になります。
そして腸の動きが鈍くなると、腸内で栄養が吸収されにくくなるだけでなく、自律神経が乱れる、ホルモン分泌が上手くいかなくなるなどして、身体に様々な症状が出てきてしまいます。
身体に出てくる不調
・便秘、下痢
・肌荒れ、むくみ、冷え性
・おならが臭い
・過敏性腸症候群
では、どのようにして腸内環境を整えていくことができるのでしょうか?
良い腸内環境というのは腸内の善玉菌と日和見菌の数が悪玉菌よりも多い状態のことをいいます!
つまり、腸内環境を整えていくためには腸内に善玉菌を増やしたいところです。ヨーグルトなどの乳酸菌や納豆などの発酵食品を摂ると良いということはご存知の方も多いかと思います。
今日はそれ以外にできる腸活をいくつかご紹介です。
①食べ方
なるべく決まった時間に、適度な量を、よく噛んで食べることを意識!!
どか食いや、ながら食べ、食べた直後に横になるなどは避けましょう。
②食物繊維を含むものを食べる
食物繊維には便の量を増やしたり、腸内細菌の餌になったり、血糖値の上昇を抑えてくれたりするなどの働きがあります。
例)オクラ、もち麦、切り干し大根、海藻類、ごぼう、アボカド、納豆、キウイフルーツなど
③オリゴ糖を含むものを食べる
オリゴ糖は腸内細菌にとっての善良な餌になります。
例)玉ねぎ、大豆、蜂蜜、バナナ、ごぼう、ネギ、アスパラガスなど
④オメガ3系脂肪酸を含むものを食べる
油は青魚や亜麻仁油、エゴマ油などから摂るようにしていきましょう!
これらの油に含まれるオメガ3系脂肪酸には血液の循環を良くする、腸内の炎症を抑える、便の通りをよくするなどの効果があります。
例)青魚、鮭、亜麻仁油、エゴマ油、くるみなど
いかがでしたか?今日は腸の働きと腸活についてのご紹介でした!